ストレスと自律神経の関係性
自律神経はとてもデリケートで、何かしらのストレスがかかる度に繊細に反応しています。
今回はストレスと自律神経の関係性、身体に起こる症状、ストレスの捉え方、整体サロンnaturaが考える整体の役割をお伝えいたします。
ストレスとは
外部からの刺激などよって体の内部に生じる反応のことを指します。また、その原因となる外的刺激(ストレッサー)も含めてストレスと呼ばれます。
ストレスの種類
・物理的(環境的)ストレス/気温・花粉などによる刺激、季節の変わり目、電話や風音・車の騒音などの刺激等
・化学的ストレス/添加物・薬・栄養不足など
・生物的ストレス/病原菌など
・精神的ストレス/人間関係のトラブル、怒り、不安、憎しみ、緊張など(最も個人の捉え方や受け止め方の差が出ます)
・社会的ストレス/社会での生活や会社の歯車的役割(出張、通勤、接待)政治経済問題、家庭内の問題(介護、嫁姑問題、夫婦間係、子供の教育や進学)
症状
・頭痛
・首こり・肩こり
・腰痛や足の痛み
・関節の痛み
・息苦しさ、過呼吸
・頭や胸のもやもや感
・胃腸の不快感
・便秘
・光がやけに眩しく感じる
・話が頭に入らない
・記憶力・集中力低下
・仕事や家事の効率が落ちる・段取りができない
・呂律が回らない・早口・吃音になる
・言葉が出てこない
・動きが雑になる・大きな音を立てる
・車の音や人の声など音に敏感になる
・些細な事でイライラする
・嫌なことにばかり目がいく
・誰かに当たりたくなる
・周りのことが見えなくなる
身体の症状以外にも行動面や思考面にも出てきます。またこれらの症状が長引いたり、色々な症状が同時に出てきたりもします。
ストレスと自律神経の関係性
人は生きている上で何かしらのストレスがかかり、自律神経はその度に刺激を受けています。
例えば季節の変わり目にいきなり気温が下がる時、筋肉を緊張させて熱を作り出し体温を一定に保とうとします。
ほとんどの人は過度なストレスがかかるとそのストレスの刺激で身体を緊張させ交感神経優位な状態になります。ある意味緊張することでストレスから身体を守っているのです。
しかし、その状態が長い年月続くとリラックスするという感覚がなくなってしまいます。すると副交感神経の働きを妨げてしまい、精神的に落ち着かない、イライラが止まらない、いつも頭痛や肩こりがする、風邪を引きやすい、同じような症状が長引くようになります。また、精神的なストレスが大きいとうつやパニックなどの症状も併発するようになります。
身体面では、ストレスがかかると呼吸が浅くなり内臓が固まる事で冷えや足のむくみが出てきたり、腰の骨が動きづらくなり腰痛の原因にもなります。さらに腰の動きが悪くなるとお腹や腰回りの筋肉で身体を安定させれなくなります。すると頭や首の緊張が高まりすぎて、頭痛や肩こり、自律神経症状などを引き起こします。
ストレスとの向き合い方
一見するとストレスは悪者に見えますが、人間が生物として生きるための免疫をつけること、人として社会生活を送れるように環境適応力や知恵を身につける為、ストレスは必要不可欠な要素でもあります。
赤ちゃんでも様々なストレスを乗り越え外界で生きていける免疫力を身につけますし、大きくなるにつれ集団生活の中で様々な人と関わりながら社会性を身につけていきます。
人が成長する過程において、ストレスは大切な役割も果たすのです。しかし、ストレス社会と言われている現代の世の中で、全てのストレスをもろに受け続けると病気になります。
なので必要なストレスは受け止め、必要のないもの(主に精神的、社会的ストレス)を受け流す技術を身につける、受けないように視点や思考を変える、そういう環境に身を置くという選択も必要だと感じています。
特に置かれる環境と自律神経の働きには深い関わりがあります。すなわち人は環境や状況が少し変化するだけでも大きく変わることができるのです。
整体サロンnaturaができること
ストレスがかかる状況が長引くと、自律神経交感神経優位の状態が長引き、身体も心も悲鳴を上げます。
身体が固まると思考力も低下して、物事の捉え方がマイナス思考になったり、ひどい場合はうつやパニック障害などにも移行します。
人は皆人生の中で環境の変化を経験します。
進学、就職、退職、出産、大切な人との別れなど、その都度で人間関係や社会的役割も変化しています。誰もが生きていく上で、自分ではどうしようもない避けることのできないストレスを受ける状況に出くわしています。
自律神経の整体を提供して5年目、様々なお悩みを抱える方達を観させていただき、naturaでは身体への影響を最小限にする、ストレスを受けた身体をリセットする、大きな病気を未然に防ぐこと、環境を乗り越えていく為の適切な思考や判断ができる心身の状態に整えていくことなども、私たちの役割であると感じています。
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