背骨は身体をつくる土台です。いろんな本を見ても載っていますが、実際に施術をして、身体の反応をみていくことで確信できました。
「百聞は一見に如かず」ということわざが好きですが、施術でないと反応がわからないので、とてもいい経験をさせていただいています。
施術で背骨をみると、その人の生活スタイルや原因となっている場所がわかります。
自律神経症状が出ている人は、背骨がとても硬くなって動きが出ていません。
特に首や背中がガチガチです。背中は、自律神経の交感神経(起きている時や走る時、怒った時などに優位に働く神経)が走る場所です。
このあたりが硬くて動きがないと、常に交感神経を刺激して身体の緊張が抜けない、精神的に落ち着きがない、疲れが取れないなどの症状が出ます。常に身体は興奮状態になります。
また、普段の姿勢から自律神経症状を起こす人もたくさんいます。
骨盤にゆがみがあったり腰が不安定な人は、首や背中を固めて身体の安定を作ります。
すると普段から交感神経を刺激するようになります。
これが慢性化すると、頭痛や胃の不快感や不眠などの身体的な症状、落ち着きのなさが出てきたり、呂律が回らない、早口になる、人の話が耳に入らない、仕事でミスをしやすくなるなど、精神的な症状や何気無い普段の動作がぎこちなくなります。
特に、当サロンに初めてこられる方は早口、呂律が回っていない、自律神経を乱しているのが動作に出ています。2回目、3回目と施術を受けて自律神経が整っていくと、このような症状が落ち着いていきます。
背骨は自律神経以外にも、呼吸や心臓、胃や腸などを司る神経も出ています。
背骨が固まるということは、内臓の働きを弱め、呼吸がしにくくなったり胃腸の弱さが出てきます。内臓の施術をする時は背骨も必ずセットでしています。
施術で背骨をゆるめていくと、眠ったり呼吸が深くなったりなど、皆さん身体がすごく落ち着いていきます。
自律神経を見ていく上でも背骨はとても大事だなと改めて感じています。
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