12月9〜10日の2日間、前回の8月に引き続き、副院長が東京で行われる清水一充先生のモルフォダナミクス・婦人科ベーシックセミナーの2回目に参加させていただきました。
受講生は女性限定。内容は女性の骨盤の解剖学、妊娠出産について、実技は子宮や卵巣、子宮広間膜や膀胱下垂・内臓下垂などに対するオステオパシー的アプローチなど、まさに女性のためのセミナーです。
セミナー内容は以下
✴︎みづほ整骨院様のHPのセミナー情報より引用させていただきました。
1、なぜオステオパシーが婦人科系の諸問題に有効なのか?
*二次性徴と成長痛
*卵巣の発達:循環障害
*妊娠・出産
*生殖器系の支持力の低下に対するオステオパシー的アプローチ
*更年期のケア
2、生殖器の発生学
*男女の生殖器の差異。違うようで違わない男女の生殖器
*卵巣と精巣の発達の相違。
3、基本的な骨盤内の解剖学
*子宮は体幹の中心軸
*骨盤内の三つの支持層
*骨盤内臓器と腹膜の関わり合い
*小骨盤腔のレールウェイ
*子宮支持組織と股関節の関係性
*卵巣の支持組織
【実技】
※腹膜と尿膜由来の結合組織:ダグラス窩への介入
※子宮頸部のバランシング
※子宮の軸バランス
・股関節からの横軸に対するアクセス法
・骨盤筋膜腱弓からの縦軸に対するアクセス
※骨盤底筋のリリース
※骨盤底筋深層と浅層 会陰腱中心
※卵巣へのアクセス法
※卵巣の自動力卵巣と卵管の同調
※産後のケア
専門的な用語が入っていますが、わかりやすくお伝えすると、女性の骨盤内に存在する子宮、卵巣、膀胱や骨盤内の動脈静脈、骨盤底筋の解剖学的知識、これらに対する実技を教わりました。すべての女性にはもちろん産後や更年期などの女性特有のケア、尿もれ、腰痛や股関節痛や脚の痺れなどにも対応できます。
私は今年、産後の方などに行う女性のための骨盤調整のコースを作る、という目標で動いてきました。理由は男女の身体構造の違いが症状に繋がっていると感じていたこと(女性の方が下腹部が弱く軸がズレやすい)、どの年代においても女性の方が症状が出やすく、体調や精神的な波が大きいこと、私自身も妊娠出産と産後を経験し、産後の体調不良や骨盤を戻すのに助けられたのが当院の手技でもあるオステオパシーであったことです。
なので、女性には女性の身体構造を考慮した施術が必要だと思うようになりました。
そう思うようになった矢先にご縁があった、幅広く深い知識と豊富な経験を積まれた清水先生のモルフォダナミクス・婦人科ベーシックセミナー。参加させていただける幸運に感謝です。
今回の2回目のセミナーをひと区切りに、今までの施術経験などを踏まえて、年内には副院長による「女性による女性のための骨盤調整コース」をスタートします。ホームページの固定ページができるまでは、ブログにて募集致します。(ホームページ公開は来年2月あたりを予定しています。その他も引き続きリニューアルします)どうぞよろしくお願い致します。
余談。東京は人生3回目。セミナーと関東圏のセミナー会場までの繋ぎでしか来たことがなく、電車の乗り換えは毎回緊張感満載です(笑)行きも帰りも羽田空港に着いてから、ラウンジで1時間くらい休憩するのが癒しの時間。窓から見える飛行機が素敵なラウンジです。
今年はコロナが明け、セミナーに参加できる環境のありがたさと楽しさを再確認できました。パンデミックには、今自分の目の前にあることや出来ていることが当たり前ではないことを教えていただきました。引き続き研鑽していきたいと思います。