当院では、自律神経を専門にしているため自律神経特有の
・めまいがする
・動悸がする
・胸が圧迫される
・常に不安感がある
・息苦しい
・のどがつかえる
など様々な症状が重なって来院される方が多くいます。
大体2、3回の治療で一番強い訴えなどはなくなる場合が多いです。
しかし状態はどうですか?と聞くと
『あまり変化がないんです』『まだ症状が残っています』
と言います。
そしてこちらがこの症状はどうですかーと聞くと
『その症状はもうありません』と・・・(笑)
最初に来院された時は常に胸の圧迫感があると言われてましたけどどんな感じですかーと聞くと
『1日に数回あるくらいになりました』と・・・(笑)
こちらからしてみると良くなってるじゃんと言いたくなるのですが、
本人は以前のことを忘れていて今の状態が当たり前になっているので
今起きている症状にしか着目できないのです。
このようになぜ以前のことを認識できなくなるかというと
整体で自律神経症状を治療していくと、自然治癒力が働きゆっくりと回復していきます。
すこーしずつ変化していくと明らかな違いが認識しにくいため今の身体の状態が当たり前なんだと脳が認識します。
そのため自分でさえ変化していることに気づかないことがあります。
みなさん『ゆでガエル理論』というのを聞いたことがあるかと思います。少し意味合いは違いますが、徐々に変化するものには気づかないという所が同じということです。
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「ゆでガエル理論」とは、カエルを熱湯の中に入れると驚いて飛び出しますが、常温の水に入れて徐々に熱すると、カエルはその温度変化に慣れていき、生命の危機と気づかないうちにゆであがって死んでしまうという話です。
ゆっくりと進行する危機や環境変化に対応することの大切さ、難しさを戒めるたとえ話の一種で、おもに企業経営やビジネスの文脈でよく用いられます。
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逆に薬は即効性があり、すぐに楽になるので良くなったことが認識できます。
すぐに効果がでるため、薬を頼る人が多いのが事実です。
すぐに楽になる、すぐに痛みがなくなるというのは中毒性があります。
どうしても我慢できない場合は仕方ないかもしれませんが、
痛くなれば薬を飲む、きつくなれば薬を飲むということを続ければ
薬がないと痛みがとれないという思考回路が脳に刻みこまれます。
これが中毒です。
整体で自然治癒力を高めていくと
そういえば、めまいがしなくなったな
そういえば、胸の圧迫感がなくなったな
そういえば、痛みがなくなったな
ということが起きます。
これが自律神経症状特有の治り方です。
この『そういえば』に気づく事も自然治癒力をさらに発揮させるために必要な事です。その理由はこちらのブログで説明しております。
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