この前、ブログを見てくれた方から「どうやって自律神経が乱れているかを診てるんですか?」と聞かれました。
自律神経はあえていうなら血圧や脈拍、体温などの数値で推測はできますが、基本的には数値には出ないところですし、
自律神経が乱れてるかどうかは、
1つの動作、喋り方、仕草、その人の雰囲気や空気感に表れています。
例えばドアの開け閉めに大きな音を立てたり、呂律が回らない、早口で大声で喋っていたりしています。表情も硬く尖った印象の人もいますが、特に喋り方には出やすいように思います。自律神経のうち、興奮する方の神経である交感神経が過敏になると、動き方や仕草が雑になります。
性格じゃないの?と言われるかもしれませんが、案外そうでもないのです。カラダの状態は心にも影響します。また、その時の心の状態がカラダに影響していることもあります。
施術をしてカラダが緩み、自律神経の興奮が落ち着くと、不思議なことにこのようなことがなくなっていきます。トゲトゲしていた人が柔らかい表情になる、落ち着いて話せるようになる、ひとつひとつの動きが丁寧になっている。本当は柔らかい人なのに、その時の心やカラダの状態が影響して、尖った人もたくさんいます。
その人の全体の雰囲気や空気感が変わることが、施術において一番いい変化と思っています。本来のその人の良さが出てくるからです。
病院の検査結果で数値に出ているものは、
基礎的なカラダのつくりや生理学的なことも踏まえた上で、わたし達は自律神経と関連が深いのは、もっと人のコアな部分である潜在意識や感覚的なところに何かしら原因があるのではと思っています。