整体サロンnaturaは、初回のカウンセリングの時に、飲酒の有無とどのくらい飲むかをお聞きしています。
毎日カラダを触って反応をみさせてもらう立場からすると・・・。やっぱりカラダの不調とお酒の関係は大きいです。お酒を毎日大量に飲んでいる方は毒素が溜まっていますし、水分が溜まりすぎて排泄できないと、水毒になって肩こりや腰痛などの痛みを引き起こします。
お酒はアルコールの分解にエネルギーを使います。それだけでも、かなり体力を使います。元々疲労があるならば、さらに疲労が上乗せされます。そうなると、悪くなっている箇所を治すエネルギーが減ってしまいます。
よく、飲まないと寝れないという話を聞きます。
夜お酒を飲むと、寝ている間にアルコールを分解するために肝臓が頑張ります。アルコールの効果で睡魔が出てくる裏では、肝臓やその他の内臓が一生懸命働いています。一見、眠れているようで、実はアルコールの分解で疲労を溜め込むという負のスパイラルになっています。すると寝ている間に昼間の疲れを回復させることができず、倦怠感が出てきます。
内臓の柔軟性は治癒力の源です。整体後に飲酒をすると、アルコールの分解にエネルギーをもっていかれてしまい、治癒力が発揮されにくい傾向があります。カラダを治すという意味でも飲酒はしない方が理想的です。特に施術を受けた日や、強い症状が出ているときは尚更です。
しかし、「お酒は何の為に飲んでいるか」を考えると「ゆるむ」ため。
アルコールには、カチコチに固まってゆるみきれないカラダや精神的な疲れなどを、ふわふわゆるませます。うちに来ていただいているクライアントさんにも、硬くなってゆるみきれない状態を、お酒でゆるませている人がたくさんいます。その人にとっては、それが今できうる「精一杯のゆるめ方」なのかもしれません。
お酒は嗜んで飲める状態がベストです。楽しいお酒を飲むことはストレス解消にもなると思います。しかし、お酒を飲みすぎる、飲まないとやってられないという状態は、心やカラダからの何かしらのサインです。
カラダがゆるむというのは、すべての不調を治すための第一歩でもあります。アルコールで心やカラダをゆるませるのは見せかけのゆるめ方であり、カラダに大きな負担をかけてやがて悲鳴をあげます。頼らずにカラダをゆるめる状態に整えるのも、整体の役割だと感じています。