身体の不調や痛みが出た時、誰もがいつ治るんだろうか、この痛みはどこからくるんだろうか、もしかしたら一生この状態が続くのではないかという不安や焦りを感じます。

しかし、過度な不安や焦りは自律神経に負担をかけて治癒力を阻害し、痛みや不調をさらに強くします。

私たちも、原因不明の熱が続き不安になって検査でウイルス性の熱だとわかった途端に熱が下がり、心も身体も楽になった経験がありますし、原因不明の頭痛が不良姿勢からきていると知って解決策が見つかり、良くなった経験があります。

現代は情報が多く判断を間違えやすい

インターネットやテレビなど、今は簡単に情報が手に入る時代になりました。

情報が多いことで助かることも増えているのですが、それ以上に情報があるがゆえに苦しんでいる人の方が多いのではないかと思います。

身体の状態が悪い時というのは脳の思考能力も落ちていて、正常な判断ができません。

同じような症状を見つけて、悪い部分だけを拾いやすくなります。

するとマイナスなイメージを抱いてしまい、不安がさらに不安を呼びます。

一人で悩まず専門家に相談する

その道の専門家は知識、経験ともにあります。

自分で自分の症状を調べるのではなく、専門家を探す方が大事です。

私達から見てテレビの情報はとても大げさで、ある一定の人にしか当てはまりません。

インターネットの情報もコピーして載せているものが多く、正しい情報を探すのが非常に難しくなっています。

テレビやインターネットの情報を見過ぎて不安や焦りを抱くより、なるべく心と身体にストレスを感じさせないようにしましょう。

人は誰もが不安や焦りの気持ちを持つもの

人は他人と比較して、なんで自分はこんなに悪いんだろう、自分だけなぜこうなるのだろう、平気な人もいるのに、と悩んでいることが多いです。

そして、その悩みからくる不安や焦りから身体を悪くしている方が多いように感じます。

しかし、それは捉え方の違いで、痛みや不調というのは体からのサインであり、治る過程で必要だから出ているし、そこに向き合う必要があるから出てきているのだと感じることができれば体は治癒力を発揮できるのです。

人は皆、身体の状態が悪くなると焦りや不安を抱えます。

それは、決して自分だけではないことを知っていると心に余裕が生まれます。

病気や不調が良くなるためには、心に余裕を持てる状態になることがとても大切です。

不安や焦りからは治癒力は生まれません。

もし病気や体の不調で苦しんでいる方がいたら、テレビやインターネットの情報に振り回されない、専門家に相談する、一人で悩まないなど、適切な判断ができるようにしていただけるといいなと思います。