【年齢】 50代半ば
【性別】 女性
【職業】 パート
【服薬・サプリメント】 なし
【初回来院日】 2023年2月前半
【最終来院日】 2023年3月後半
【地域】 築上町
【来院ルート】紹介
【施術回数】5回(1週間を5回)
【主症状】めまい、耳のつまり、寝返りができない
【手術歴】子宮摘出
【既往歴】子宮内膜症・頸椎ヘルニア・側弯症
【メンテナンス期間へ移行】なし
【施術経過】
1年前からめまいが出現。初回、頭蓋骨の骨である蝶形骨(こめかみ〜目の後ろあたりの骨)や首の硬さあり。腹部にある子宮摘出手術の跡が非常に硬くなっていた。(病院で癒着ありとのこと)主にこれらの部位を施術した。
2回目、起床時のめまいや耳の詰まりが楽になり、少し寝返りができるようになった。3回目は寝返りもいつも通りにできるようになり、問題があった蝶形骨が緩んで脳の緊張も落ち着いていた。目安にしていた5回目の施術後、めまいがなくなったので終了となった。
【まとめ】
頭蓋骨は23個の骨で形成されており、めまいに直接関係しているのは蝶形骨になる。この方の蝶形骨が固まる原因は、何年も前の子宮摘出の手術であった。
子宮は骨盤の真ん中に存在する臓器であり、摘出後の筋膜や皮膚の癒着などの原因から、骨盤周囲の筋肉のバランスの変化による下腹部の不安定感、姿勢の乱れによる間違った身体の使い方などから頭部や上半身で身体を固めてバランスを取るようになる。特に筋肉量が少ない女性は子宮摘出などがきっかけで、めまいが起きやすい傾向がある。
めまいは整体で改善率が高い傾向があるが、今回の症例は特に原因がはっきりしていて改善が早かった。