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めまいは女性に多く当院でもその傾向があります。
一生のうちに経験しない人はいないと言われているほど身近な症状です。
しかし経験上、整体を受けることで多くの人が
短期間のうちに症状が軽快、消失するケースがあります。
それでは整体でどのようなめまいが改善するのかを、
めまいの原因から見ていきたいと思います。
ここからの文章は国立循環病研究センターの循環器病情報サービスの
ホームページの説明がとても分かりやすいため引用させていただきました。
耳の奥には内耳という部分があり、その中の前庭と呼ばれる場所に「三半規管」という装置があります。三半規管には、三つの輪のようになった管がついていて、管の中は液体(リンパ液)で満たされています。
液体は普通は静止していますが、頭を左右に振ったり、首を前後に動かしたりすると、その反対方向に動きます。この液体の動きで内耳は頭がどの方向に動いたかを察知し、その情報を脳に送ります。こうした内耳の働きで眼をつぶっていても、身体がどの方向に向いたかがわかるのです。
それでは、どちらか一方の内耳に異常が起きた場合はどうなるでしょうか?
例えば、右の三半規管の管の一つにゴミのようなものがたまったとします。頭をある方向に動かした時に、左の三半規管の液体はそれと反対方向に動いて「いま頭はこちらの方向に動いた」という情報を伝えます。
ところが、右の三半規管の一つはゴミがたまっているために液体は動きませんから「いや、頭は動いていない」と、間違った情報を送ります。
平衡中枢は左右の耳からの情報の違いを処理できずに混乱し、回転性めまいを起こすのです。このような左右の耳からの情報の違いは、頭が動いているときだけ生じますから、頭の動きが止まり、三半規管内の液体が静止状態になると、情報の食い違いはなくなり、めまいも治まります。つまり、この場合のめまいは頭部が動いているときだけ起こり、動きが止まると間もなく消失するはずです。
これが「耳性めまい」の一つである「良性発作性頭位性めまい」の起こる仕組みです。
めまいを起こす耳の病気二種類
めまいを起こす耳鼻科の病気はいろいろありますが、大きく分けて二種類あります。一つは、めまいと同時に耳鳴りが起きて耳が聞こえにくくなるタイプで、突発性難聴やメニエール症候群などが代表的なものです。もう一つは、めまいだけが起こり聴力には異常をきたさないタイプで、良性発作性頭位性めまい、前庭神経炎などが代表例です。
耳の異常によるめまいは、原因がどれであってもほとんど例外なく回転性めまいを生じ、突然始まります。
回転性めまいで病院に行ったら「血圧が190/100mgHgぐらいあります」などと、血圧が異常に高いことを指摘されるはずです。そのため、すぐに降圧剤の服用を勧める医師もいますが、血圧を下げてもめまいはよくなりません。なぜなら、血圧が高いから起きたのではなく、めまいが起きて驚いてしまい、結果的に血圧が上がっているだけだからです。
回転性めまいは、頭部をある方向に向けていると起きますが、別の方向に向けているとまず起きません。また、頭部を急激に動かすとめまいがするのに、ゆっくり動かせば起きにくいのが普通です。このタイプのめまいに慣れている人は、めまいが起こりにくい方向を向いてじっと横たわり、動くときは用心深くゆっくり動くようにしています。そうすれば、めまいをかなり回避することができます。
耳鼻科疾患によるめまいは早ければ1日以内、長くても1~2か月ぐらいで消えてしまう場合がほとんどです。
めまいの原因となる疾患
- 耳疾患(耳性めまい)
- 視力異常(眼性めまい)
- 頚部筋緊張異常(頚性めまい)
- 過度の血圧下降(降圧)
- うつ状態
- 小脳・脳幹疾患
- 大脳疾患
整体で対応できるものは、耳の病気からくるめまいとめまいの原因となる疾患以外の場合です。
当サロンに来られる方は、検査上問題がなく原因不明で来られる場合がほとんどです
原因不明で起きるものは、前述のめまいの原因で書いてあるように
であると考えています。
耳から脳へ情報が誤って送られている問題で起きるめまいに対して
耳の入り口である外耳と顎はすぐ隣に位置します。
めまいや耳鳴りがする方というのは、顎が過緊張している場合が多いと感じています。
歯ぎしりをしたり大きく口を開けることができない、
自分で歯を食いしばっている自覚がある人が多いです。
この場合は顎や隣接する頭蓋骨が緊張する原因を見つけ出し緩めていきます。
緊張が取れてくるとめまいが改善して来ます。
脳や頭蓋骨の緊張により脳の情報処理が正常に行えていないめまいに対して
これは人間関係や仕事・育児のストレス、怒りなどを溜め込むことで
自律神経が乱れ、脳が緊張状態になることで起こります。
この場合も顎や頭蓋骨も緊張していることが多いのですが、
自律神経が乱れていることが大きな原因となっているので
頭蓋骨、脊柱、骨盤、内臓、呼吸など様々なところを
調整していきながら自律神経を整えていきます。
こちらのケースの方が時間はかかりますが、緩やかにめまいは改善してきます。
その他にも、目から脳へ視覚情報が誤って送られている場合もあると考えています。
人間は平衡感覚、手足の状態、視覚情報の3つを統合して、
今自分がどのようにして空間に位置しているかを認識します。
人間というは五感の8割が視覚であると言われるくらい視覚を優位に使っています。
右目からは正しい情報が来て、左目からは誤った情報が行くと、
自分が空間のどの位置に定位しているのかわからなくなり、めまいとなります。
この場合も誤った情報とならないよう
体を調整していくことでめまいは改善していきます。
このように原因がはっきりしていないめまいに対して、整体は効果があると考えています。
もし病院などで検査したけど原因がわからないと言われた、
自律神経の問題からと言われた、原因がわからないが薬だけ飲んでいる
という方は、整体を一度検討されてみてはいかがでしょうか。